ED治療

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2023年3月現在、一部ED治療薬に出荷制限がかかっており、入荷が大変少なくなっております。
在庫が安定するまで、処方は1種類につき最大20までとさせていただいております。

大変ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解頂きますようお願い致します。

ED治療

ED治療薬:PDE5阻害薬とは?

バイアグラなどのED(Erectile Dysfunction 勃起障害)治療薬は正式にはホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬と言います。
勃起は血管の機能により陰茎の海綿体に血液が流入することで硬さを維持します。
大雑把に言うとPDE5阻害薬はこの血管に作用することで勃起機能をサポートします。

バイアグラが登場した当時はかなりセンセーショナルな話題となり、現在でもやや「色物」的に受け止められがちですが、PDE5阻害薬には多くの潜在能力が存在しています。
血管内皮機能を高めることで、血圧を下げる、細胞を活性酸素の攻撃から守る(アンチエイジング)といった作用が確認されています。

ED治療薬は心臓に悪影響するという誤解がありますが、血管の機能を高めて若返らせる作用がありますので、むしろ心臓・血管には
良い影響をもたらすと考えられます。
事実、肺高血圧症という特殊な疾患の唯一の治療薬としても臨床で使われているのです。また後述のように前立腺肥大症の症状も改善します。

EDは動脈硬化の初期症状として現れることがあります

先にも述べたようにEDは血管の病気とも言えます。
高血圧、糖尿病、高脂血症といった動脈硬化を引き起こす生活習慣病では、その初期症状としてEDが出現することがあります。
ご存じのように、動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞といった命に係わる重大な疾患の原因となります。

EDの症状があって未治療または管理不良の生活習慣病が併存する場合はそちらの治療も勧めています。

当院ではメタボリックシンドロームの診断・治療・保健指導なども行っています。
保健指導では保健師による生活習慣・食事・運動などに関するきめ細かいカウンセリングを予約制で行っています。

詳しくは担当医または当院スタッフにお声かけください。

3種類あるED治療薬の違いは?

ED治療薬として、バイアグラ(シルデナフィル)、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)の3種類が処方可能です。
表に示すようにそれぞれに特徴がありますので、基本的には患者さんの好みで使い分けてもらいます。

なおED治療薬は「媚薬」ではなく、自動的に勃起するわけでもありません。性的な刺激があったときに勃起機能を補助するという作用になります。
また診察料、処方料などはすべて自費診療となります。

ED治療薬(PDE-5 阻害剤)の比較

効果発現までの時間 食事の影響 作用時間
シルデナフィル【バイアグラ】 60分 受けやすい 4時間
バルデナフィル【レビトラ】 30分 受けにくい 4-5時間
タダラフィル【シアリス】 20分 受けない 36時間

※2022.5現在 レビトラは取り扱いしておりません(ジェネリックのバルデナフィルは在庫あり)

想定されるリスク

常用している薬によっては、ED治療薬を飲むことができない場合があります。顔のほてりや目の充血、鼻詰まりなどの副作用が出やすくなります。